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電気の手ほどき その4

感電の話をしてみよう。電気は怖いと思われているが、実際に怖い。電気の扱いに慣れている人で怖いと思わなくなったら要注意。電気文明が明治の初頭に日本に入ってきた頃は、電信柱を建てることさえ大変な反対運動がおこったそうである。それだけ、感電事故や、電気が原因で火事になったりと電気事故が多発したらしい。(ある雑誌で読んだ話) そのため電気を扱うための法律や電気技術者の資格制度が整備されてきたそうだ。余談ではあるが、電気自動車の給電スタンドなどの設置や管理についても新資格の導入が検討されているようだ。
 一口に感電事故といっても、いくつかに分けられる。電圧が高いのでショックを受ける。電流が体内を通過する。短絡事故の時の光でやけどする。100vでも危険電圧とみなされているようだが、100Vに触った場合は電流が流れることによる感電が推定される。電気はかならず循環ループの中を流れる。日本の場合、2本の電線のうち1本は地面に接続されている。だから2本のうちの一本を触ってもビリッとは来ない。もう一本のほうを触ると、そこから人体に電流が流れ、人体から地面に流れ、そこから電源に電流が流れることで感電する。だから、安全靴など地面との絶縁性が高い靴を履いていれば、危険は比較的少ない。これも知人から聞いた話だが、彼が電力会社に入った時に感電の味を覚えるということで100Vに触らせられたそうである。ただし、これが裸足でぬかるみに入った状態で触ると死ぬかもしれない。電流が流れやすくなるためだ。昔、電線がケーブルで被膜されていない、裸電線のとき、電線に止まったスズメが感電しない。何故? スズメは安全靴を履いている? いいえ。感電しないのは同じ電線に止まっているからです。これが二本の電線にまたがると感電します。電流が流れるからです。
 安全靴を履いても、どうにもならないのが電圧が高い場合です。雷などは空気中を流れる電流ですから、相当高いです。10億V(ボルト)くらいのようです。電流は流れやすいところを流れますから、山だと高い木、平地だと高い建物を通って地中に流れ込みます。そのときの電流は数万Aから数十万Aだそうです。避雷針というのが建物に取り付けられますが、避雷針が落雷を防ぐわけではありません。本来ならば建物に落ちたかも知れない雷を避雷針のほうに向けて、地中にそのまま帰っていただこうという趣旨です。だから避雷針が設置してある建物でも、雷様が別のところに落ちてくる可能性が無いわけではありません。
 最後にアーク放電の話。これは雷の光と同じものです。知人が200Vの配線をしているときに、短絡事故を起こしました。このときにアーク放電で凄い光が発生しました。工場の電源も損傷しましたが、彼のほうは顔に大やけどを負いました。病院では失明の可能性を指摘されました。しかし、顔は真っ黒になり、まぶたも大きくはれ、顔全体が包帯でぐるぐる巻きです。数日後に訪問した時は、黒人のような肌になっていました。幸いにも失明もなく、顔も全く回復しましたが、電気は恐ろしい。
 これも友人の話ですが、彼は電験1種を持っています。そのため、各種の電気設備の改修などに主任技術者として立ちあうのですが、いつも緊張の連続だそうです。彼が責任者として管理している工事や改修で、もし事故があれば、と思うと数千ボルトの電源を投入してゆくプロセスは胃が痛む程度のストレスでは、ないそうです。
(続く)
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