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日本再生ストーリー

 多摩川に鮎が帰ってきた。2015年のNHKの「おはよう日本」で紹介されたトッピクスで、「東京都の調査によると、4年前から毎年500万匹以上の天然のアユが、遡上しているとみられています。」とのことです。また先日も淀川で「天然ウナギ」が話題になっていました。淀川の水質も相当良くなっているようです。私の子供の頃の広島市五日市町の八幡川は、沢山の鮎が遡上してきており、小学校から帰る橋の上では多くの男たちが投網で鮎を取っていました。清流の中をおよぐ、たくさんの鮎がきらきらと光っていました。
 そんな昔の自然が戻りつつある。嬉しいことです。少子高齢化がマイナスイメージで語られていますが、プラスの面も多々あります。基本的に人口が増えることは環境負荷が大きくなることで。食料もゴミも自動車の通行量も電気の使用量も増えます。少子高齢化で人口が長期的に減少するのは素晴らしいことです。GDPで世界2位といっても一人当たりのGDPは2014年の統計では27位、一人当たりの購買力平価では29位です。国民が豊かさを感じるためには一人当たりのGDPや購買力平価を挙げることが必要です。そして、これならば少子高齢化が進んでも十分可能です。また、少子高齢化で私も含めた団塊の世代も30年後には多くが別世界に逝かれていると想定できます。そのとき、あるいはそれ以降も日本が輝き続けるために、今から準備をしたい。少子高齢化という大きなトレンドは、とらえ方によっては素晴らしいチャンスです。環境やエネルギー資源、食料資源の問題に少子高齢化は力強い援軍です。
 経済と雇用の問題が大きく立ちはだかっています。経済については、企業の海外移転で国内の雇用機会が減り、大きな雇用の問題が出ていますが、その実態をよく見ると雇用のミスマッチが大きいということが少し軽視されています。需要のある職種では人不足という現象が続いているそうです。この20年来、特に製造業で、海外移転による工場閉鎖が各地で頻発しました。この流れが大きく変化しそうです。円安により、パナソニック、シャープ、ダイキン、TDK、キャノンなどが国内での生産分を拡大する方向です。ただし、以前のような雇用吸収力を期待することはできません。輸送コストや消費者対応の問題から、海外分は海外拠点での生産が主体という基調は変化しそうにありません。また今後はロボットを主体とした無人化工場の無人化率が向上し、加工や組み立てなどでの雇用吸収力はそれほど大きくはないと予想されます。このような状況から見えてくるのは、企業の必要とする人材は、従来とは違った人材になってくるということだと思います。我々の本業である教育もこのような背景を意識しておく必要がありあそうです。
 今後必要となる技術系の人材としては無人化工場を企画、開発、推進する人材、無人化工場のメンテナンスをする人材、無人化工場でのトラブル発生時を予見し、対応策の立案と推進をする人材、もちろん無人化工場でも人間がゼロというわけにはいかないので、工場を稼働させるオペレータなども必要になりそうです。また、これまでの製品開発や製造や支援するための生産技術者に求められる役割は大きく変わってくることが予想されます。
無人化工場の推進は現在、一部の先進企業が取り組んでいますが、従来のNC装置が急速に普及したことを考えると、このときほど早くはないでしょうが、着実にその方向に進むことが予想されます。その理由は技術レベルの大幅なレベルアップとその調達コストの低価格化です。サーバー機能を持った手の平に乗るボードでも数万円。数百円でのマイコンIC、インタネットでの遠隔監視や制御も従来からは考えられない機能が低価格で提供されています。また3Dプリンタなどディジタル技術の産物も大きく世界を変えてきています。急速に進化している技術が無人化工場をより現実的なものにしています。宅配業者がオンライン販売を開始します。あらかじめ需要のありそうなアイテムを1000種類ぐらい積み込んで置き、最短時間でとどけるそうです。従来では考えられなかったサービスがICT技術で生まれてきている実例です。今後の中小零細製造業もネットで販売し、自動倉庫で保管管理し、注文に対して迅速に対応する。背後には無人で稼働し続けるロボットたちという時代がすぐにも現実になるかもしれません。ドイツではインダストリー4.0というプロジェクとで国家戦略として第4次産業革命を進めようとしているようです。
 工業教育について、このような時代背景から、早急にカリキュラムや教育方法を改革するべきであると考えます。要点は下記の4点
1. 座学を中心とした教える教育から、学生が主体的に学ぶ教育へ重点をシフト
2. 座学での講習会形式での知識伝達教育から、実物や模型に触る体験学習へ重点をシフト
3. 機械や電気という学問分野別の学科編成から、機械・電気・制御・ITを総合的に学ぶ編成に
4. 無人化工場が主体となる社会の実現を担う人材の養成に向けたカリキュラムや研究の推進ということを大きな目標として掲げることが必要です。
具体的には
(1) CNC制御技術の基本と応用技術の獲得
(2) ロボット制御の基本と応用技術の獲得
(3) 立体自動倉庫と在庫管理および同期供給制御
(4) ネットワーク制御
(5) 無人化倉庫の企画から建築計画
(6) 無人化工場と省エネルギー施設
(7) 無人化工場と遠隔監視システム 
 
上記のような項目について機械・電気・制御・ITの分野でのカリキュラムや実習教材開発およびeラーニングでの配信が弊社としての役割と考えています。
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